FITS エコノミックレポート

★東京白金は5日線（赤線）の3702円を上抜けした。前日1日のロウソク足の高値3722円を上抜け、安値3676円を切り上げて推移していることから上昇基調は継続している。また、2月28日の直近高値3738円を上回ったことで上値切り上げトレンドとなっている。下値では10日線（黄線）の3674円や25日線（青線）の3650円が支持ラインとなっている。

ただ、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%K：81.73、%D:82.06 とやや過熱感が出ており、%Kが%Dを上から僅かにデットクロスしている。

相場的には、直近高値を上抜けしたことで、一旦利益確定売りが入りやすい地合いとなっている。ただ、東京白金は5日線と10日線が下値支持ラインとして上昇してきた。下抜けした場合でも、25日線が下値支持ラインとなりやすい。ストキャスティクスは、もみ合い相場ではオシレータとしての機能を発揮するが、トレンド時には多々ダマシが発生しやすい。昨年12月や1月の相場のように下落基調かと思えば、数日間の調整後再び上昇トレンドに戻った。

まずは、5日線や前日安値の3676円を下抜けするかが注目点となる。