FITS エコノミックレポート

東京白金の日足ではレンジ下限反転!

 

★東京白金の日足では、2月15日安値を起点として3月12日の安値を結ぶトレンドライン(S1)を5月8日の中陰線を下抜けてから下落基調が継続した。ただ、4月23日高値を起点として5月28日高値を結んだトレンドライン(R2)を上抜けしてきた。ただ、同起点として5月7日高値を結んだトレンドライン(R1)は上抜け出来ないでいる。昨年12月から2月にかけてレンジ相場となったレンジ下限の2,775円近辺がサポートとなり6月3日安値2,770円が一旦の底値となり反転している。

SMAでは、5月7日に25日SMA(青線)を下抜けしてからは5日SMA(赤線)10日SMA(黄線)がレジスタンスとなり下落トレンドが続いていた。ただ、6月4日にこのレジスタンスを一気に上抜け、5日SMAが上向きとなり、10日SMAとGC寸前となっていることから、短期的には上昇基調が継続している。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、売られ過ぎ域から%DがSlow%Dを上抜け両線とも上昇基調となってきていることで、トレンド反転の前兆となっている。

まとめると、短期的には上昇基調が継続していることから、投資判断は『継続』または『買い』となる。ただ、過去のレンジ相場の上限が2,889円近辺にあり、レジスタンスとして意識されやすい。また、R2を下回っていることから、一旦レンジ上限を上抜けしてもR1がレジスタンスとして意識される可能性も残っている。そのため、レンジ上限近辺で上値が重くなることや、ストキャスティクス・スローが再び横ばいから低下傾向になると再びレンジ下限への下落基調に戻る可能性もある。

このまま上昇下場合の上値の節目では、フィボナッチ・リトレースメントの23.6%戻し2,890円、38.2%戻し2,964円、50.0%戻し3,025円が一旦の上値節目となる。38.2%戻しから50.0%戻しには各SMAが位置していることから上値の重い展開が予想される。一方で、下値では、5日SMAの2,820円や10日SMAの2,830円、さらに下落基調となるとレンジ下限近辺の2,775円が下値節目として意識される。

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