FITS エコノミックレポート

東京白金の上値目処をエンベロープで探る!

 

★エンベロープとは、移動平均線から上下に一定にかい離させた線のことで、価格が移動平均線から、どの程度離れたかを見るために使用する。エンベロープの上限・下限をトレンドの反転にポイントとして売買サインを用いたり、支持・抵抗の目安として使う。

東京白金の日足に200日SMAのエンベロープ(パラメータ:200、±3%、±5%、±10%、±15、±20%)引いてみると、幾つかの反転のヒントが見えてくるので解説する。

エンベロープの+3%、+5%、+10%、+15%近辺がレジスタンスとして意識されやすく、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)と組み合わせることによってより反転の時期をつかみやすい。

①の場合エンベロープ+5%かい離まで上昇した際に、ストキャスティクスでは買われ過ぎまで上昇する過熱感が出ていたことで上抜け出来ずに調整局面となった。②の場合エンベロープ+10%かい離まで上昇した際に、ストキャスティクスでは買われ過ぎまで上昇しており、その後価格は上昇したものの、ストキャスティクスは上値を切り下げるダイバージェンスとなり大きく下落する前兆となった。③の場合エンベロープ+3%を上抜けしたものの、+5%手間でストキャスティクスが買われ過ぎまで上昇しており、結局上抜け出来ずに下落調整となった。④の場合+15%かい離まで上昇した際に、ストキャスティクスでは買われ過ぎまで上昇する過熱感が出ていたことで上抜け出来ずに①と同様に調整局面となった。

現在の場合エンベロープ+10%の3,287円に向かって上昇基調となっている。ストキャスティクスでは%DとSlow%Dがかい離幅を広げながらバイアスの強い上昇基調を維持していることから、今までのパターンからすると上昇基調はまだ続きそうである。

エンベロープがレジスタンスとして意識され、ストキャスティクスが買われ過ぎまで上昇するまでは上向き基調が継続する可能性があるので、エンベロープとストキャスティクスを見比べながら、順張り買いでトレンドフォロー戦略にするのか、それとも反転時期を狙う逆張り戦略にするのか戦略を立てることが必要である。

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