★東京原油とドル/円の関係では、1月4日から12月25日の相関係数が0.8809と高い相関関係がみられる。
昨年は東京原油は10月4日が高値となり、年末に向けて下落基調が続いた一方で、ドル/円相場は高値圏で推移した。年末を控えてドル需要が強まったことから、ドルの強い相場が続いた。その間も東京原油は下げ続けていた。
ドル手当てが一巡すると、東京原油の下落を追いかけるようにドル/円は円高基調を強めた。そして、1月3日のフラッシュ・クラッシュにつながった。
それでは、現在の東京原油の動きは、10月3日の35,230円が直近の安値となり上げ下げを繰り返しながら上昇基調が続いている。ドル/円相場も同様に上げ下げを繰り返しながら、円安傾向が続いている。
このことからも、現状では昨年のようなドル/円の急落にはなり難い。
ただし、北朝鮮が年末年始において、挑発的な行動が見られると地政学リスク回避の動きとなりやすい。ただし、一時的な動きとなりやすい。
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