★東京原油の一目均衡表月足では、2008年のリーマン破綻による世界金融危機で同年12月に安値22,500円を付けた。その後は、じり高となり2013年12月に高値71,270円を付けた。5年間で約3.17倍の上昇となった。
次の原油暴落は2015年の下落であるが、この時の下落の引き金になったのは、『シェールオイル開発の影響による、米国内における石油のがぶつき』だった。結局、2016年1月に安値18,970円を付けた。その後は、じり高となり2018年10月の高値58,300円を付けた。2年9カ月で約3.07倍の上昇となった。
今回の暴落は新型コロナウイルスの感染拡大による原油需要の減退に加え、サウジアラビアが増産すると表明したことで暴落を招いた。そのため、2020年3月に安値20,940円を付けた。過去2回の安値とほぼ同額の下落となったことで、今月3月の安値を下回らなければ、一旦の下値目途を付けた可能性がある。ただし、3月の安値を下回るようなら、下落基調が続いていることになり、2016年1月安値18,970円が視界に入る。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、上値・下値を切り下げ%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強いことを示しており、もう一段の下落の可能性も残っている。
ただ、今月安値を切り上げる展開となるようなら、前2回のように一旦の底値を確認して、先々上昇基調に戻る可能性がある。そのような展開になるようなら、少なくとも3倍高の62,820円まで上昇する可能性がある。
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