★東京原油の日足で、8日指数平滑線(Tレート:赤線)と20日単純移動平均線(SMA:青線)を使って分析する。基本的な使用方法は、ロウソク足がTレートを下回っているうちは下落基調継続となり、一方ロウソク足がTレートを上回っているうちは上昇基調となる。ただ、それだけでは、ダマシが多いので、20日SMAを加えて分析する。Tレートが20日SMAを下抜けもしくは下で推移している場合は下落基調、一方Tレートが20日SMAを上抜けもしくは上で推移している場合は上昇基調となる。
また、Tレートや20日SMAの方向性を見ながら上昇・下降の勢いや反転を探る。
現状はロウソク足がTレートの下に推移している。また、Tレートが20日SMAの下に位置していることから、下落基調が継続している。さらに両線がかい離幅を広げながら下向きとなっていることで、落ちるナイフのような勢いで下落基調が継続していると判断できる。
2018年10月4日の直近高値58,300円と2018年12月25日の直近安値32,890円を結んだフィボナッチでは、半値戻しの45,595円でもみ合った後に上抜けして61.8%戻し48,593円まで上昇した。しかし、そこが天井となりその後はTレートが20日SMAを下抜けると下落基調が鮮明となった。半値戻しでは若干もみ合い相場となったが、20日SMAがレジスタンスとなり、戻りきれず下落基調が強まる結果となった。その後も下落は続いたが、23.6%戻しの38,887円近辺で一旦下げ止まる展開となり、ロウソク足がTレートを上抜けすると再び上昇基調となったが、38.2%戻しがレジスタンスとなり再び下落基調となった。Tレートが再び20日SMAを下抜けると23.6%戻しを一気に下抜けて加速的に下落基調が続いている。
まとめると、現在ロウソク足がTレートを下抜け、20日SMAよりTレートが下に位置していることから下落基調が強い。そのため、下値目処は12月25日の安値32,890円が視界に入っている。さらに、下抜けすると▲23.6%押しとなる26,893円が次の下値目処となる。一方で、戻り上値ではTレートや20日SMAが上値目処となりやすい。
下げ止まりのシグナルとすれば、Tレートが横ばいから上向きとなり、ロウソク足がTレートを上抜けする必要がある。さらにTレートが20日SMAを上抜けるようなら、再び上昇基調に戻る可能性が高まるが、現状はその兆しもないので戻り売り目線となる。
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