★東京パラジウムの日足では、2月28日の高値9,660円付けた以降は大きく下落基調となり、5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)を下抜けた。ただ、25日SMA(青線)の8,268円がサポートラインとなり一旦下げ止まる展開となっている。
この25日SMAは上昇過程の中で、何度もサポートラインとなり上昇基調を支えてきた。そのため、この25日SMAの攻防は非常に重要なポイントとなる。
5日SMAが下向きとなってきており、10日SMAとデッドクロスすると、5日SMAがレジスタンスとして意識され下押しバイアスがかかりやすい。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高値圏で%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、下押しバイアスが強まってきている。
まとめると、上昇過程の中で25日SMAに支えられ上昇してきたことから、25日SMAを維持できるのか、それとも明確に25日SMAを下抜けするのかを見極める必要がありそうだ。25日SMAを明確に下抜けすると、買い方の失望は大きく手仕舞い売りが入りやすい。その際は、75日SMA(緑線)の7,080円が意識される。一方で、25日SMAがサポートとなり再び5日SMAと10日SMAを上抜け出来るようなら、2月28日高値9,660円を目指す展開となる。25日SMAの攻防という相場の節目にある。
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