FITS エコノミックレポート

★東京ゴムRSS3は先週200週SMA（紫線）がレジスタンスとして意識され今週は押し戻される展開となっている。18年5月25日週も同様に200週SMAがレジスタンスとなり戻り一巡から下落基調となった。ただ、この時は52週SMA（緑線）も同時にレジスタンスとして意識された。

今回はこの52週SMAの176.35円がサポートとして意識されており、下げ止まるかが焦点となる。

13週SMA（赤線）が上向きとなり、26週SMA（青線）を上抜けるゴールクロスしてきている。そのため、52週SMAを下抜けした際は、13週SMAの170.68円や26週SMAの169.73円がサポートとなりやすい。

ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、買われ過ぎ域から％Kが％Dを下抜けしてきていることから、下押し圧力が強まってきている。ただ、11月23日週安値と11月30日週安値を結んだトレンドライン（S1）を上回っていることから、上昇トレンドは崩れていない。そのため、上昇トレンド継続中はストキャスティクスは押し目買いのダマシとなりやすいので注意が必要となる。

一見すると200週SMAがレジスタンスとなり、下落トレンド入りとなったように見える。しかし、52週SMAがサポートとなっていることや、トレンドラインを上回っていることから、トレンド転換したと見るには時期尚早となる。