FITS エコノミックレポート

★東京ゴムRSS3の中期トレンドを示す週足では、19年3月8日週高値209.5円と同年6月7日週高値207.9円に迫る上昇基調となっている。しかし、昨年2回の天井が意識されており、上値も重くなってきている。

ただ、下値では200週SMA（紫線）がサポートラインとして意識され、下げ止まる展開となり再び上値トライの状態となっている。

過去2回の天井後の下落では、200週SMAを下抜けると下落基調が継続しやすい。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、％D：88.29、Slow%D：88.16と過熱感が出ている。

前2回の天井を付けた際には、価格は上げ下げを繰り返す展開となったものの、ストキャスティクスでは、上値・下値を切り下げる展開が続いていた。

まとめると、東京ゴムRSS3は上昇基調は継続しているものの、過去2回の天井圏が見えてきたことから、積極的な買いは手控えられているように見える。一方で、200週SMA下抜けトライしたものの、サポートラインとなり反発したことから売り方も現状は仕掛け難い展開となっている。次の相場材料待ちの様相となっているように見える。そのため、相場が動き出すまでは短期取引を繰り返すか、それとも様子見としたい。