FITS エコノミックレポート

★東京ゴムの月足で、直近安値となった2016年7月安値145.9円と直近高値となった2017年1月高値366.7円をフィボナッチトレースメントで見てみる。ことごとく抵抗ラインを下抜け78.6%押しの193.2円が直近の下値支持ラインとなる。また、移動平均線でも、残る下値支持ラインは20カ月線（紫線）の196.50円と24カ月線（青線）の193.05円となっている。

ロウソク足だけみても、下落の勢いは鈍化してきているのものの、上値・下値切り下げる下落基調に変化はない。

ダブルボトムから上昇基調になった2016年4月のネックラインの205.1円を下抜けしたことで、戻り基調では上値抵抗ラインとなりやすい。

月足でみると改めて凄まじい下げ相場であったことが分かるが、まだ下げ止まったとは言えない。そのため、値頃感からの買いは十分気を付ける必要がありそうだ。それよりも戻り売り狙いの方が現段階では理にかなっているように思える。