★エンベロープは、移動平均線から上下に一定にかい離させた線のことで、価格が移動平均線から、どの程度離れたかを見るために使用する。エンベロープの上限・下限をトレンドの反転ポイントとして売買サインとして用いたり、支持・抵抗の目安として使う。
東京ゴムの日足で上昇局面では、25日SAM(茶線)の+10%が上値の限界となり戻り基調となることが多くなっている。+5%の172.55円を上抜けしてきたことから、+10%の180.77円が次の上値節目となりやすい。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:91.69、Slow%D:91.25とかなり過熱感が出ていることから、再び+5%を下抜けすると反落する可能性も高まる。
下値では、25日SAMの164.34円が一旦の下値目処となりやすいが、25日SMAを下抜けすると、-5%の156.12円や-10%の147.91円が下値の目処ととなりやすい。
まとめると、+5%を上抜けしていることから+10%までの上昇期待が膨らむものの、ストキャスティクスで過熱感が出ていることから、+10%までの上昇が一旦の限界となる可能性が高い。また、+5%を下抜けすると下押しバイアスが強まる可能性もあるので、注意が必要となる。
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