★東京とうもろこしの日足では、天井圏から上ヒゲを伴う大陰線が出現した。前日大陽線のロウソク足と一本にすると上ヒゲの長いロウソク足となる。
2月以降下限23,550円、上限24,920円のレンジ相場となっていたが、4月22日にレンジ下抜けすると下落基調が強まった。ただ、4月24日安値22,440円で一旦反転したものの、再び下落基調となり5月14日安値22,600円が底値となり下値を切り上げるダブルボトムからの上昇基調となった。
5月9日高値のダブルボトムネックラインを上抜け、3月27日を起点として4月16日と結んだトレンドライン(R1)上抜け上昇トレンドが継続した。
その後も5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)がサポートラインとなりレンジ相場の上限を昨日上抜けした。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:89.06、Slow%D:89.38とかなり買われ過ぎ過熱感は出ている。ただ、トレンドが明確出ている時はモメンタム系オシレータは上方で売りシグナルを出しながら上昇基調が継続するなどのダマシが発生しやす。そのため、トレンドが明確となっている現状では買われ過ぎでも売りは注意する必要がある。
ただ、夜間取引から上値が重くなり上ヒゲを伴う大陰線となっている。
まとめると、前日大陽線と上ヒゲ陰線で売り方の手仕舞いの買い戻しが終了した可能性ある。この2本のロウソク足を1本にすると、上ヒゲの長い小陽線となり高値圏での反転の兆しが出てきている。ただ、レンジ相場の上限がサポートとして意識されており、下ヒゲが出ている。また、5日SMAの上方に位置しており10日SMAと共に上向きが継続していることから、反転の余地も残っていることから、投資判断では『様子見』となる。投資判断を変更するシグナルとすれば、レンジ内に再び下落し5日SMAを下抜抜けするような状況になってくると売りシグナルとなる。一方、レンジ上限を近辺で5日SMAや10日SMAサポートとなり、再び上昇基調が継続する可能性も残っている。移動平均線とロウソク足の動向に注意して見ていく必要がある。
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