★基本的には日米金利差が縮小傾向となれば円高・ドル安になりやすい。一方で日米金利差が拡大すれば円安・ドル高になりやすい。
昨年後半から徐々に日米金利差は縮小傾向になったが、ドル/円は円安・ドル高の傾向が強まっていた。
そして、2月に入ると急速に円安基調となり2月20日には112円台前半まで円安基調が強まった。その直後から急速に日米金利差縮小とともに、ドルが失速した。
日米金利差が縮小する一方で、『有事のドル買い』が入り再び円安・ドル高基調となった。
日米金利差が低位で落ち着くと、為替市場でも徐々にボラティリティが縮小してきている。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大から『有事のドル買い』で高止まりしている。しかし、基本的には日米金利差が縮小していることや、米FRBが無制限のドルの貸出を実行していることから、円高基調に進みやすい地合いとなっている。
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