FITS エコノミックレポート

日銀の量的緩和縮小への思惑でドル弱含み!

 

★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が上昇幅を拡大したことで、日米金利差拡大を見越した買いが入った。米長期金利が上昇幅を縮小する中、ユーロ買いドル売りが進行したことにつれ、ドルが再下落した。ユーロ/ドルが1.21ドル台で騰勢を強めた影響からドル買いは後退したが、111円付近は押し目買いが観測され、同水準での攻防となった。市場では『110円台には本邦機関投資家や本邦輸入勢の買いが観測されている』との指摘があった。米12月消費者物価コア指数(CPI)や自動車を除いた12月小売売上高が市場予想を上回り、米長期金利が急上昇とともにドル買いが進行した。米長期金利が上昇幅を縮めると円買い・ドル売りがじわりと強まった。日銀が今月の金融政策決定会合で2018年度の成長見通しを引き上げるとの報道をきっかけに、量的緩和縮小への思惑が再浮上し、円買いが強まった。全般ドル売りが進んだ流れに沿って111円前後まで下落したが、その後は値動きが細った。

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