★日経225日足では、逆三尊底のネックラインとなる2月27日高値22,502.05円を下抜けたことで、レジスタンスとして意識されているほか、25日線(緑線)22,550.04円もレジスタンスとして意識されている。
3月26日直近安値20,347.49円と5月21日直近高値23,050.39円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。高値から23.6%押しとなる22,412.15円の攻防となっている。この価格帯では、4月27日から5月10日でもみ合った価格帯であり、下値節目として意識されている。
この価格帯を下抜けしてしまうと、白銀比率29.8%押し22,244.93円や大きな節目となる38.2%押し22,017.88円が下値節目となりやすい。
昨日は英米市場が休場の中、スペインやイタリアの先行き政局不安が高まり、リスク回避の動きにつながっている。そのため、今晩の欧米市場の動向が焦点となってくる。本日は日経225が23.6%押しをキープ出来るかが重要ポイントとなる。
日経新聞では、『ラマダン』期間中は日本株が下げやすいというアノマリーがあるとの記事が掲載されている。今年は5月16日前後から1ヶ月間続く。前週末までのTOPIXの下落率は1.9%となった。この時期下落しやすい理由として、ラマダン期間中は就業時間が短く『オイルマネーを運用するファンドが売買しないことが一因』との見方があるそうだ。2000年以降のラマダン期間中のTOPIXは上げ7回で下げは11回と負け越しとなっている。2000年以降のラマダン期間中TOPIXの平均騰落率は約3%の下落だそうだ。
ラマダン明けの6月中旬前後が買い場になるかもしれないとも言える。
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