FITS エコノミックレポート

日経225日足では下値模索の展開か!

 

★先週末の米国株式市場では、ウクライナ情勢の緊迫化が高まったことが嫌気され売り優勢の展開になった。そのため、大証の日経平均株価先物指数も26,840円と27,000円割れで引けた。

そして、ロシアのウクライナ侵攻への警戒感が広がっており、侵攻の準備とみられる動きや国家間交渉の停滞などが報じられると株価が急落するリスクも高まる。また、インフレ進行を示す経済指標の発表をきっかけに、金融引き締めへの警戒による売りも出る可能性もある。

 

日経225の日足では、週末下向きの5日SMA(赤線)の27,152円がレジスタンスとして意識され上値が抑えられた。

本日は週末の日経先物終値から窓を開けて下落する可能性が高く、21年8月20日安値26,954.81円が意識される展開になる。

下抜けすると1月27日直近安値26,044.52円が再び下値目処として意識されやすい。さらに下抜けするようなら、1月27日安値と2月10日高値27,880.70円の値幅1,836.18円を1月27日安値から差し引いた24,208.34円が下値目処として重要なポイントになる。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。

 

本日、米国市場は、プレジデンツデーで休場となり欧米市場からは閑散市場となる。そのため、アジア市場でヘッジ目的の日経225売りが出やすいので注意が必要である。

北京オリンピックが終了し、ロシアのウクライナ侵攻懸念が高まることから、ヘッドラインニュースに振られる展開になりそうだ。

 

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