FITS エコノミックレポート

★日経225の日足では、昨日微妙に5日線（赤線）を下抜けしたことで、短期的な下落基調になりかけた。しかし、米国のシリア軍事介入への懸念後退や、米国のTPPへの復帰の可能性が高まったことにより米国株が大幅上昇したことを好感して、窓を空けて再び5日線を上抜してスタートした。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）も、昨日終了時では％Kと％Dが高値圏でデッドクロスして下向きとなっていたが、％Kが横ばいとなってきている。

次の目標値は3月12日の高値21,971円となる。この高値を上抜けできると、高値切り上げとなり下落トレンドから回復し、上昇トレンドへの兆しとなる。ただ、ストキャスティクスでは持ち直しているものの、買われ過ぎ過熱感もでていることから、上値が重くなる可能性もある。

NYダウ先物がマイナス圏で推移していることから、日経225も上値の重い展開となりやすい。そのため、最低でも陽線引けするかどうかがカギとなる。