FITS エコノミックレポート

★日経225の日足では、昨日の終値で微妙に上抜けして終了したが、本日の寄付きから5日線（赤線）22,211円と75日線（緑線）22,153円を飛び越え上昇基調となっている。

次の目標は逆三尊底のネックラインとなる2月27日高値22,502円となる。逆三尊底を確認できると上値追いの期待が高まるので、最重要ポイントとなる。

ただ、2月6日に空けた窓閉めが22,659円に位置している。窓閉めで調整下落となることも多いので、ここまで上昇したら注意が必要となる。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％K8:8.86、％D:84.80と買われ過ぎ過熱感が出ていることから、上値の重さが意識されやすくなる。

財務省が発表した4月15日-21日分の対外及び対内証券売買契約等の状況では、海外投資家は日本株を4804億円の買い越しとなり、買い越しは4週連続となった。過去4月は外国人投資家が17年間買い越しとなっており、今年も同様の動きとなっている。日本株の場合、外国人投資家が上昇のけん引となりやすいので、まずは目標値までの上昇は期待できるかもしれない。