FITS エコノミックレポート

★日経225の日足では、残念ながら25日線（青線）21,674円と10日線（黄線）21,603円を下抜けて終了した。再び25日線が上値抵抗ラインとして意識されやすい。また、5日線（赤線）も下向きに転換したことで、下押ししやすい地合いとなってきた。ただし、10日線がまだ上向きを維持していることで、淡い期待が残っている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は％Kが％Dを下抜け両線が下向きとなっているので下落調整となっている。さらに、前回の2月27日高値から上値を切り下げていることが気掛かりとなる。

サポートとしては、200日線（紫線）21,278円と260日線（茶線）20.810円が位置している。3月5日安値では200日線を一時下回ったが、260日線は下回らずに反転した。

外国勢の日本株見切売りによるポジションが持ち込まれ下落した。外国勢目線となるドル建て日経225の一目均衡表日足では、何度も基準線がサポートとなり持ち直す展開となっていた。現在終値では、203.15ドルとなっており、基準線は199.29ドルに位置している。今回も外国勢目線となる基準線での反転があるかが注目される。