★日経225の日足では、週末に75日SMA(緑線)28,523.05円、100日SMA(黒線)28,614.47円を上抜け、さらに200日SMA(紫線)28,744.26円を上抜けて終了した。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、低水準から%DがSlow%Dを上抜けして両線とも上向きを維持していることから、戻り基調は継続している。
そのため、緩やかに低下基調となっている25日SMA(青線)の29,310.97円が一旦の上値目処として意識される。また、9月14日高値30,797.78円を起点として9月27日高値30,414.61円を結んだトレンドライン(R1)もレジスタンスとして意識される。
一方で、再び200日SMAを下抜けするダマシとなるようなら、上値の重さが意識される。
上値を抑える要因としては、3回の利払いを履行していない中国恒大集団が18-19日にデフォルトを宣言する可能性が高まっている。また、毎年10月中旬に議会へ提出される米財務省の『為替報告書』では、米国と中国や日本との貿易不均衡が拡大していることで、財務省の見解に要注目となる。4月の為替報告書では、制裁対象となる『為替操作国』の認定はゼロだったが、中国や日本など11カ国を通過政策への警戒が必要な『監視国』としている。
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