★日経225の長期トレンドを示す月足では、21年2月高値と21年9月の高値で形成したダブルトップのネックラインとなる21年8月安値26,954.81円下抜ける展開になっている。
22年1月から徐々に下値を切り下げながら、ネックラインを下抜けしてきている。ただ、08年10月安値6,994.90円と21年9月高値30,795.78円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率では、一旦23.6%押しとなる25,278.77円を下抜けしたものの、下ヒゲを残して戻り基調となっている。
明確な戻り基調に戻るには、ネックラインである21年8月安値を上抜けする必要がある。
移動平均線からは、一時24ヵ月SMA(青線)の26,329.69円を下抜けしたものの、回復基調になってきている。ただ、12ヵ月SMA(赤線)の28,071.24円が下向きになってきていることで、レジスタンスとして意識される。
現在は、リターン・リバーサルとしての戻り基調で再び下落するのか、それとも本格的な戻り基調になるのか、ネックラインを上抜け出来るかが相場の節目として意識される。
もし、急落する場面があるようなら、21年9月高値と21年8月のネックラインとの価格差3,840.97円をネックラインから差し引いた23,113.84円が重要な下値目処として意識される。
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