FITS エコノミックレポート

日経225は重石となっていた雲上限を上抜け!

 

★日経225の一目均衡表日足では、昨日まで雲の上限28,935円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられていたが、窓を開けて一気に雲上限を上抜けする展開になった。

6月15日高値29,480円が上値目処として意識される。また、6月15日の高値を上抜け出来ると、転換線(赤線)基準線(青線)は横向きから上向きに転換する。

ただ、26期間遅行する遅行線(緑線)は雲の下限がレジスタンスとして意識されている。

一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)も、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きになっていることで、強い戻り基調になってきた。

昨日までは雲の上限がレジスタンスとなり、相場の上値の重さが意識された。しかし、上抜けしたことで、上値目処模索の動きになりやすい。また、一転して雲の上限がサポートとして意識される。

6月21日の954円下落時には空売り比率が50.2%まで増加し、本年1月28日(50.2%)来の50%超えとなった。翌22日の874円上昇時には、空売り比率は41.4%へ大幅低下した。空売りの買い戻しが大幅な上昇の要因になった。その後は、23日は38.5%、24日は39.9%と落ち着いた動きになっている。本日は朝方窓を開けて上昇したことから、空売りの買い戻しが上昇のけん引したものと思われる。

空売り比率50%超えは売られ過ぎシグナルとなった可能性があり、今後も大きな動きになった際は空売り比率も重要ポイントになる。

空売り比率は日本取引所グループ(JPX)の空売り集計より日々確認が出来る。本日分は午後4時以降に発表される。

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