★日経225の日足では、一時25日線(青線)21,492円を上回ったものの、後場に入ると上値の重さを嫌気した個人投資家などの利益確定売りが優勢となり、大引けにかけて下げに転じ安値引けとなる後味の悪い展開となった。今回も25日線がレジスタンスとして意識された。
救いとなるのは、前日ロウソク足に対して、上値・下値切り上げとなったことや、200日線(紫線)21,337円を上回った。また、5日線(赤線)21,270円が上向きを継続しており、短期的な上昇基調は継続している。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%Kが%Dを上抜けしており、両線とも上向きを継続している。
今晩の米国株動向が注目されるところであるが、1980年以降の米国株はグッドフライデーの前日はプラスだった。今年も28日終了時は254ドル高とアノマリー通りとなった。しかし、休み明けは全てマイナスとなった。アノマリー通りなら、今晩のNY株式相場はマイナスになりやすい。ただし、2-3日後はプラスとなった。アノマリー通りなら3~4日にかけて復活が期待できるということである。
そうなると、明日の日経225は200日線や5日線、10日線(黄線)21,219円の攻防となる可能性が高い。2日間25日線の上抜けトライに失敗したことから、明日は下落調整しやすい。ただ、アノマリー通りなら、明日以降は米国株が持ち直すことから、明日以降の日経225の下落は押し目の買い場となる可能性が高いと言える。
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