FITS エコノミックレポート

★日経225の終値は21,320円で、微妙に5日線（赤線）21,323円と200日線（紫線）21,350円を下抜けた。ただ、5日線は上向きを維持していることから、短期的な上昇基調は維持している。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は％K：63.12、％D：62.88と、％Kが辛うじて％Dを上回っているが、％Kが緩やかに低下傾向となっている。

下値を切り上げ、上値を切り下げる動きとなっており三角持合いのような形状になってきていることから、上放れ・下放れには注意が必要となる。

明日も5日線、25日線、200日線が注目されるが、下値では10日線（黄線）21,194円と260日線（茶線）20,886円がサポートとして意識される。アジア時間帯では、NYダウ先物は米国が中国の知財侵害への制裁課税を公表し米中貿易摩擦の激化を懸念してマイナス圏で推移している。そのため、今晩のNYダウが軟調推移するようなら、明日は日経225の下値模索の動きとなりやすい。