★日経225は、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気して下落基調となっている。1月17日高値24,115円がピークとなり徐々に上値を切り下げる展開となっていた。そして、1月27日には窓を開けて急落する展開となった。この時、75日SMA(緑線)が意識され下抜けせずに終了したが、翌28日には75日SMAを下抜ける展開となった。この75日SMAは19年10月上旬にサポートとなり反転のきっかけとなった。また、20年1月8日の急落時でも75日SAMがサポートとして意識され下抜けせずに終了した。その後は2万4000円台まで上昇した。
サポートラインだった75日SMAを下抜けしたことで、一転してレジスタンスラインとなりやすい中、本日75日SMAを回復して終了したことは重要なポイントとなる。
ただし、安心できないのはストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎから%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっている。そのため、下押しバイアスが強いことを示している。
一旦75日SMAを下抜けしたものの、早々に回復したことで再び戻り基調となりやすい。ただ、5日SMA(赤線)の23,512円と10日SMA(黄線)23,752円が下向きとなっているとで、レジスタンスとして意識される。明日の注目点では、75日SMAを維持出来るかが焦点となる。
再び75日SMAを下抜けると100日SMA(黒線)22,829円や大きな節目となる200日SMA(紫線)の22,068円と260日SMA(茶線)の21,816円が下値目処として意識される。
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