FITS エコノミックレポート

日経225の長期トレンドの節目攻防!

 

★日経225の長期トレンドを示す月足では、ダブルトップネックラインである21年8月安値26,954.81円を明確に下抜けた。さらに、24ヵ月SMA(青線)の26,308.47円をじわりと下抜けする展開になってきた。

このまま明確に24ヵ月SMAを下抜けると、長期上昇基調の転換点になりやすい。

相場のバイアスでも、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜け両線ともかい離幅を広げながら下向きになっていることで、下押しバイアスが強まっていることを示している。

トレンド転換が明確になると、下値模索の展開となる。下値目処とすれば、心理的節目になる25,000円や24,000円が意識される。

また、21年8月の安値と21年9月高値30,795.78円の値幅3,840.97円をネックラインから差し引くと23,113.84円になり、上げ幅の倍返しの重要な下値目処として意識される。さらに3倍返しでは、 19,272.87円となり、120ヵ月SMA(緑線)の19,464.69円とともに下値目処として意識される。

日経225の長期トレンドの転換の節目にあることから、急落には注意が必要となる。

2月25日申し込み現在で二市場による信用買残高は減少傾向にあるものの3兆2379億円と高水準に推移している。また、信用評価損益率でも25日現在で▲14.32%になっており、大きな下落ではさらに評価損率が高まり追証が発生する。

信用買残高の水準が高いことから、ポジションの巻き戻しによる負のスパイラルに陥りやすいので注意。

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