FITS エコノミックレポート

★日経225の日足では、25日線（青線）21,497円の攻防となっている。本日上抜けして終了するようなら上値追いの期待が持てるが、上抜け出来ずに終了すると再び25日線の上値の重さが意識される。

5日線（赤線）21,293円と10日線（黄線）21,230円が上向きを維持しており、短期的な上昇基調は継続している。また、25日線も徐々に横ばいとなってきていることから、下押し圧力が弱回ってきている。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）では、％K：63.19、％D55.74と過熱感なく上昇基調を示している。

ロウソク足では、前日の高値21,512円を上回り、前日の安値21,311円を切り上げていることから上昇基調は維持している。ただ、前日の安値を下回ると『包み線』となり、上昇基調に迷いが出始めるため、安値を下回らずに終了することも注目される。

期初には機関投資家から売りが出やすいが、21,500円台で堅調推移しているのは、機関投資家からの売りが出ていない可能性がある。

本日は25日線を上抜けして終了出来るかが最大の注目点となる。ただ、3月12日高値21,971円を上抜けするまでは上値・下値を切り下げる下降トレンドであることには警戒が必要となる。