FITS エコノミックレポート

★日経225のボリンジャーバンド（パラメータ：21、±1σ、±2σ、±3σ）の日足では、±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションとなっており、強い上昇基調となっている。

本日は上ヒゲ陰線となり上昇の勢いが一旦は鈍化しているものの、マイナス3σが外側に開いているうちは、再び騰勢と強める可能性があるので注意が必要となる。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）では、買われ過ぎ過熱感が出ており、若干％Dの上昇の勢いが鈍化してきている。しかし、相場に上昇トレンドが発生しているうちは、高水準で張り付くダマシが発生しやすい。そのため、過熱感だけで売りにはリスクが高い。

基本的にはマイナス3σのバンドが拡張から横ばいに変化するまでは上昇の勢いが強いので、安易な売りには注意が必要となる。もし明日、窓を開けて下落するようなら、一旦の天井感が出た可能性もある。その際も、マイナス3σのバンドの動きにがポイントとなる。

一方で、明日に今日の高値2万5279円を上抜けするようなら、上昇基調は継続していることを示しているので踏み上げ相場となりやすい。