FITS エコノミックレポート

日経225の中期トレンドの節目!

 

★週末には米セントルイス連銀ブラード総裁によるタカ派発言で、早期の金融緩和縮小や利上げの前倒しなどの警戒感が高まり米国株は寄り付きから下落する展開になった。週末は株価指数先物、オプションなど4商品の清算日が重なるクアドラプル・ウィッチングで調整にも拍車がかかったことで、大幅に下落した。週初の日本株には、寄り付きは先週末の米国株の動向に連れた動きになりやすい。

 

日経225の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)がレジスタンスとして意識され、26週SMA(青線)の攻防となっている。しかし、週末に米国株が大幅下落したことで、26週SMAの28,876.56円の下抜け必至となっている。(大証日経先物9月限:28,420円、くりっく株365日経225:28,607円6月18日終値)

ただ、18日終値時ではストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は%DがSlow%Dを上抜け緩やかに上向きになっている。寄り付き後は再び下向きになりやすい。

26週SMAを下抜けしても早々に回復出来るようなら、再び上昇基調に戻る可能性は残る。ただ、ロウソク足が26週SMAを下抜けた後に、13週SMAが26週SMAを下抜けするデッドクロスとなるようなら、一旦は下値模索の動きになりやすい。その際は、20年3月20日週安値16,358.19円と21年2月19日週30,714.52円の23.6%押し27,326.43円52週SMA(緑線)の26,312.72円が下値目処として意識される。

 

中期トレンドの節目にあることから、今週の動向は重要なポイントになる。

 

 

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