FITS エコノミックレポート

日経225の中期トレンドでは26週SMAの攻防!

 

★日経225の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)の29,183.63円がレジスタンスとして意識され上値が抑えられている。一方で26週SMA(青線)の28,692.41円を挟んでの攻防となっている。13週SMAも緩やかながらも下向きになってきている。

また、2020年3月20日週の安値16,358.19円を起点として同年10月30日週の安値22,948.47円を結んだトレンドライン(S1)を下抜けてきたことで、トレンド転換の兆しが出ている。

一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、上値を切り下げる弱気のダイバージェンスで下落基調となっていた。しかし、%Dが横ばいから上向きになってきており、Slow%Dをわずかに上抜けする展開になってきた。わずかな動きになっていることから、ダマシになるかが今後の注目点になる。

今後の注目点は、26週SMAがサポートとなり、上値を抑えている13週SMAを上抜け出来るかにある。また、S1を下抜けしていることから、回復出来るかも焦点となる。

一方で、上値の重さが意識され下落調整の動きとなり、26週SMAを下抜けすると5月14日週安値の27,385.03円が下値目処として意識される。

 

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