FITS エコノミックレポート

日経225の中期トレンドから下値を探る!

 

★日経225の中期トレンドを示す週足では、13週SMA(赤線)を下抜けした後は上値を重くなっていた。ただ、26週SMA(青線)がサポートラインとして意識されていたが、前日の大幅な米国株の下落を受けて窓を開けて26週SMAを下抜けした。下抜けしたことで、戻り基調では26週SMAがレジスタンスとして意識された。結局のところ上下にヒゲのある寄せ線に近い形で終了した。

前日NYダウが100ドル超の下落したことから、自立反発狙いでNYダウ先物市場は200ドル超の上昇となっている。ただ、下落要因となっている新型コロナウイルスの感染拡大が収まっていないことから、一時的な戻りとなる可能性が高い。

また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は買われ過ぎ過熱感から%DがSlow%Dを下抜け両線とも真下を向いていることから、下落の勢いが強いことを示している。

そこで、日経225の下値では、52週SMA(緑線)の22,169円100週SMA(黒線)の22,095円がサポートラインとして意識される。このラインを下抜けると戻り場面でレジスタンスとして意識されることから、何とか維持出来るかが焦点となる。

ただ、このサポートラインを下抜けすると、200週SMA(紫線)の20,704円が重要なサポートラインとして意識される。

それでも下げ止まらず下抜けすると、8月9日週安値20,111円や12月28日週安値18,949円もサポートラインとして意識される。

 

まとめると、新型コロナウイルスが中国以外の地域で感染拡大していることから、直ぐに持ち直す展開となる可能性は低い。ただ、大幅に下落した自立反発で買い戻されやすいが、長続きしない可能性が高い。そのため、下値トライとなりやすいので、注意が必要となる。目先の52週SMAと100週SMAを維持出来るかが重要ポイントとなる。

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