★日経225の月足では、120ヵ月SMA(緑線)の16,093.80円や240ヵ月SMA(茶線)の14,271.40円が下値目処として意識される。一方で、リーマン危機時の下落率から計算すると、2007年6月高値18,297.00円から2008年10月安値6,994.90円まで下落したことで、61.77%の下落率となった。2020年1月高値24,115.95円から同率下落すると、9,219.53円が下値目処として意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、リーマン危機時は売られ過ぎまで低下後に一旦戻り基調となったものの、再び下向きとなりダブルボトム形成後に反転した。現在は、%DがSlow%Dを下抜け両線ともかい離幅を拡大して真下を向いていることから、下落の勢いが強いことを示している。
下値では、120ヵ月SMAや260ヵ月SMAが意識されるものの、下落の勢いが強いことからサポートラインとして機能しない可能性もある。そうなると、リーマン危機時の下落率近辺まで下落する可能性がある。
日本銀行が上場投資信託(ETF)を購入しているが、取得平均価格は約1万9500円近辺となっており、1000円下落で1.4兆円の含み損が発生する。そのため、1万3000円まで下落すると9.1兆円の含み損が発生し、日銀は債務超過水準となる。
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