★日経225の一目均衡表日足では、転換線5日(茶線)と雲の上限がサポートとして意識されている。しかし、前週末のNY市場で円高が進行したことから、大証日経先物9月限では190円安の22,530円で終了した。
また、転換線(赤線)は上向きとなっているものの、相場の方向性を示す基準線(青線)は若干下向きとなっており、下落調整の様相となっている。また、26期間遅行する遅行線(緑線)もロウソク足に上値を阻まれ下向きとなっている。
下値目処では、転換線9日の22,347円、先行スパン2の当日線(灰色)22,257円、基準線の22,206円がある。22,200円前後で下げ止まるかが注目される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:86.74、%D:88.79とやや過熱感があり、%Kが%D を下抜けし始めている。そのため、短期的には調整局面となりやすい。
ただ、26期間先の先行スパンでは、先行スパン1が先行スパン2を上抜けしてきており、上昇トレンドの中の下落調整で終わるかが注目される。
週末は1円超の円高になったものの、6月の日銀短観による大企業業態別為替想定レートでは通期で107.66円となっている。そのため、現状の為替レートは想定為替レートよりも大幅に円安になっていることから、企業業績の悪化懸念にはつながりにくい。今回の円高は米国内でのインフレ懸念から、トランプ政権からはドル高けん制発言は控えられると見られていたところに、トランプ米大統領自身からドル高けん制発言が出たことに市場が反応した面がある。米国の関税賦課によって輸入物価が上昇することで、国内のインフレ圧力が高まることから、ドル高けん制も一時の動きとなる可能性が高い。人民元安が止まらないことに対するけん制発言であったとも考えられる。
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