FITS エコノミックレポート

★日経225に日足では、5日線（赤線）21,252円を上回る21,368円で終了した。しかし、寄付きが高値となる『陰の寄付き坊主』で終了した。若干下ヒゲは出たが相場の勢いは思ったほど強くないことを示している。そのため、雰囲気の悪い引けとなったと言える。

ロウソク足でも、前日の高値21,484円に対して本日高値21,488円とわずかに上抜けしたことで、一応は上値・下値切り上げとなったが、昨日の高値が意識された。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％Kが％Dを上抜けしてきているが、緩やかになっており今晩のNYダウの動き次第では、ダマシとなる可能性も残る。

5日線が未だに下向きとなっているので、明日以降上向きとなってくるかが重要ポイントとなる。5日線が上向きとなると、投資家心理も改善してくる可能性が高い。ただし、上値では10日線（黄線）21,649円や25日線（青線）21,833円が下向きで上値を抑えるかが次の焦点となる。一方で、明日200日線（紫線）21,207円を下回ってくると、5日線とデッドクロスしてくる。前回3月5日の200日線下抜けよりも状況悪化となり下押し圧力が高まりやすい。