★日経平均株価は、米国発の株価下落により下値模索の展開となっている。75日線(緑線)を窓を空けて下落したものの、200日線(紫線)2万1003円が意識されて下げ止まっている。200日線は一般的に注目される移動平均線であるが、260日線(茶線)も重要な節目となる。260日線は一年間365日から土曜日52日・日曜日52日・正月1日差し引いた日数になる。これは、主要国市場の1年間の取引日数となる。くりっく株365の日経225では、この260日線が下値支持ラインとなっている。現在日経平均株価指数の260日線は2万0571円に位置している。
大幅下落した際に役立つ指標では、25日移動平均線かい離率がある。上昇時では、25日線から5%以上上昇すると、下落調整しやすい。一方で、下落時では10%を超えるかい離率から反転しやすいという過去の経験則がある。9日の終値では25日線とのかい離率は▲8.31%となっている。また、25日線かい離率が10%を超えるかい離率になった場合、75日線かい離率も10%を超えているようなら、そろそろ買い目線となる。9日終値では75日線とのかい離率は▲6.20%となっている。
下ヒゲが出始めていることから、下値では押し目買いが入りやすくなっているが、米国株のボラティリティが低下するまでは、注意が必要となる。週末もNYダウは500ドル超下落した後、500ドル超上昇するなど、乱高下が続いている。
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