★日米長期金利差は、一時レンジの下限となる2.25%近辺を下抜けしたものの、再びレンジ内まで拡大した。長期金利差だけが為替変動要因ではないが、金利差縮小とともに円安基調となっている。
ただ、再び金利差が縮小傾向にあることから、上値の重い展開となっている。
今回のレンジ下抜けは、行き過ぎたリスク回避の動きだったことになる。日本市場はGWに入り、流動性が低下することから、時間外取引の米10年物国債利回りの動向が重要となる。
今週は、米国では重要経済指標が相次ぐことから、結果次第では乱高下しやすくなるので注意が必要となる。また、週末には北朝鮮がミサイルを発射するなど、地政学リスクも高まってきている。現在のところ、トランプ大統領は様子を見るとのコメントを出しているので、差し迫るほどは緊張感は高まっていない。
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