★ドル/円は日米の10年物国債金利差が、今までの下限と見られていた2.25%近辺を下抜け12日終了時では2.221%となった。長期金利差だけで為替が変動するというわけではないが、金利差は為替の変動を読んでいくにはかなり参考となる。
米FRBは3月に利上げしたにもかかわらず、利上げ以前の金利差より縮小していることで、円高進行が止まらずにいる。
米国は以前から年内3回の利上げを実施するとの思惑から、債券売りポジションが積み上がっていた。しかし、リスク回避の債券買いが強まったことから、ポジション調整の買い戻し(利回りは低下)を強いられている状況となっている。
ポジション調整が一巡すれば、再びレンジ内に金利差が戻ってくる可能性が高い。それまでは金利差がどのレベルと反転するかが焦点となる。
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