FITS エコノミックレポート

日米金利差拡大からドル/円は底堅く推移!

 

ドル/円(黒破線)相場は、日米金利差だけで動くわけではないが変動要因としての参考になる。特に日米2年金利差(赤線)は、日米中銀の金融政策に連動しやすいことから、ドル/円の変動要因になりやすい。

日米2年金利差は、9月中旬以降から明確に下値を切り上げ金利差が拡大した。

日米10年金利差(青線)も、同時期に金利差拡大となったことで、ドル/円市場も円安基調を強めた。

その後は、日米2年金利差は縮小・拡大を繰り返しながらも拡大基調が強まった。しかし、日米10年金利差は米国のスタグフレーションの懸念が浮上すると、日米金利差は横ばいから縮小傾向に移行した。そのため、ドル/円相場ももみ合い相場へと変化した。

ただ、12月中旬以降は日米10年金利差も拡大傾向が強まったことで、日米2年金利差と共に金利差拡大によってドル/円相場も円安基調を強めている。

 

年始に入ってからも、日米金利差の拡大が継続していることもあり、ドル/円ではドルが買われやすい展開が続いている。

日米金利差が拡大傾向にあるため、しばらくはドル/円は押し目狙いの展開になりやすい。

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