★足もとでメキシコペソは原油価格や株価動向、投資家のリスク許容度など外部要因に左右される動きが続いており、明確な方向感が見出しにくい状況となっている。新型コロナウイルスの感染拡大抑制策の緩和を受けた経済活動の再開期待が相場を下支えしているものの、その勢いは力強さを欠いており、相場の持続的な買い戻しにはつながらず、方向感を欠いた値動きとなっている。
メキシコペソ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1σ、±2σ、±3σ)日足では、バンド幅が縮小するスクイーズ状態が続いている。そのため、売買が交錯しており相場のマグマが溜まってきている。上値ではプラス1σがレジスタンスとなり、下値ではマイナス2σがサポートしている。
現在は一目均衡表の下に位置しており、上値は雲の下限がレジスタンスとして意識されやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DがSlow%Dを下抜けしているものの、横ばいとなっておりトレンドレスの状態となっている。
もみ合い相場が長く続けば続くほど、バンド幅が拡張するエクスパンションした時には大きな放れとなりやすい。2月後半からのエクスパンション時と同様の大きな放れとなりやすい。
徐々に雲の下限が近づいてくることで、上値が抑えられるのかが注目される。また、さらにバンド幅が縮小してくる動きになるかも注目点となる。
しばらくもみ合い相場が続くようなら、マイナス2σで買ってプラス1σで売るレンジトレンドが良い。しかし、いずれ上下どちらかに大きく放れるので、ストップロスだけは設定しておく必要がある。
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