FITS エコノミックレポート

投機筋の原油買越幅は3ヵ月ぶりの低水準!

 

★米商品先物取引委員会(CFTC)が7日に発表した2月4日時点の建玉報告によると、投機筋による原油先物の買越幅は4週連続で縮小し、39万7374枚と2019年10月29日以来の約3ヵ月ぶりの低水準となった。昨年の10月頃は米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ、原油価格が上昇し始めた。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、中国発の世界景気減速による原油需要の低下が懸念されている。しかし、ワクチンへの前進報道もあり、ここからの原油価格の下落余地も限られると思われる。

WTI原油が下げ止まり上昇基調となると、東京原油も上昇基調となる。

 

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