FITS エコノミックレポート

投機筋の円ショートポジションが10万枚超え!

 

★ドル/円はシカゴIMM投機筋ポジションの10月19日付が公表された。対ドルでの差し引き持ち高は、円ショート(円売り・ドル買い)▼102,734枚と32週連続の円ショートポジションになった。

過去の経験則からは、投機筋のポジションがショート・ロングどちらかに10万枚を超えてくると、その後相場が急反転する動きになりやすいので注意が必要である。これは、短期投機筋のポジション上限に近くなり、利益確定の材料に敏感になりやすい。そして、反対売買が増加するとロスカットを巻き込みつつ、実需の売買も巻き込みながら反転相場が加速する動きになりやすいからである。そのため、短期筋のポジションが10万枚を超えてきたら、ボラティリティが高まりやすいため個人投資家はストップロスなどの設定が必須となる。

10月19日付で10万枚を超えていたことから、前週末の22日には急速にポジションを巻き戻す円高基調になり、ボラィリティの高まる動きになった。

今後も投機筋の円ショートポジションの動きには注意が必要となる。

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