FITS エコノミックレポート

投機筋のドル買い・円売りは継続中!

 

★2017年明けましておめでとうございます!

本年も宜しくお願い致します。

 

★ドル/円は、2016年12月15日の高値118.66円を付けて以来、上値を切り下げながら上値が重くなっていた。しかし12月27日付シカゴIMM投機筋ん対米ドルでの差し引き持ち高では、20日付の▲78,449から▲87,009へとドル買い・円売りのポジションが積み上がっていた。投機筋は一旦ポジショントレンドを決めると、不測の事態が起きる以外は一定期間ポジションを維持しやすいという特徴がある。そのため、現状は円安基調が維持されている。

反転する際の注目点では月足の20カ月移動平均線(紫線)の113.921円(3日現在)がキーポイントとなる。このラインを下回るようなら、ポジションの手仕舞いと円ショートポジションに反転する可能性が高い。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:94.16、%D:78.66とかい離が大きい。%Kと%Dのかい離が大きい時は、%Dが追いついてくるまで上昇基調を維持するか、もみ合い相場になりやすい。

 

1月20日にトランプ大統領が就任され、新政権がスタートする。相場格言に『ウワサで買って・事実で売る』というものがある。もし、円高調整となった場合は、月足20カ月線を維持できるのか、それとも下抜けするのか注視。

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