★主要新興国3通貨のメキシコペソ/円(赤線)、トルコリラ/円(青線)、南アランド/円(緑線)を2020年1月1日を100として各国の事情などを考えずに単純に比較してみた。
年初1月3日では3通貨とも通貨安となっていたが。その後はメキシコペソ/円とトルコリラ/円は円安基調となったが、南アランドは年初からの下落に対して戻り基調にならず低位横ばいとなっていた。
年初はトルコリラ/円がメキシコペソ/円を上回るパフォーマンスだったが、1月17日にパファーマンスが逆転した。
メキシコペソ/円は、1月27日と1月31日に100のラインに接近したが、下回ることなく再び上昇する展開となった。2月19日現在102.86と年初から+2.86ポイントプラスとなっている。
トルコリラ/円は、年初はプラス圏で推移していたが、1月29日に100ラインを一時下抜けた。その後2月4日に100ラインを浮上したが2月7日には再び100ラインを下抜けると、じり安が継続している。2月19日現在99.02と100を下回っていることから、年初来では含み損が発生していることになる。
南アランド/円は、年初から一度も100ラインを浮上することなく、下落基調を強めている。1月31日の93.12がボトムとなり一旦戻り基調となったものの、徐々に上値を切り下げる展開が続いている。2月19日現在94.28と100を下回っていることから、年初来では含み損が発生している。
この3通貨を比較すると、相対的にメキシコペソ/円が安定しており、為替によるスワップポイントと為替含み益が発生しており、安定したパフォーマンスとなっている。一方、南アランドは、上値を切り下げる下値模索の展開となっている。
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