★1月4日を100%として金標準先物(赤線)、銀標準先物(青線)、白金標準先物(緑線)を相対比較する。
白金は2月に入ると急騰と急落のボラティリティの高い値動きになったが、その後も上下に振れながらも他の貴金属よりも年初来で高いパフォーマンスで推移している。ワクチンの世界的な普及から、経済の正常化に向けた期待感が強まり車の触媒などに利用される工業品貴金属としての白金の需要が強まったと思われる。
一方、銀は年初は急落と急騰の動きになったものの、その後はもみ合いながらも金のパフォーマンスを若干上回り推移している。
金は他の貴金属に比べると緩やかな低下と緩やかな上昇となっている。経済の正常化期待から一時米長期金利などが上昇したほか、ドル高基調が強まったことで金は売られた。しかし、その後は米長期金利も低下傾向になり、欧州通貨高に対してドル安となったことで、金の買い戻しが入り持ち直しの動きとなっている。
3貴金属の中での相対比較では、白金が割高になっているほか、ボラティリティの高い動きになっている。そのため、サヤ取りでは白金売りに対して、銀と金買い戦略となる。
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