★20年1月6日を100として、金標準先物(赤線)、銀標準先物(青線)、白金標準先物(緑線)を相対比較する。
国内貴金属相対比率ではは、20年3月までは大きな差はなく相対比率格差は小さいものであった。しかし、新型コロナウイルスによるパンデミックショック以降は三貴金属の相対比較では大きな変化が生じた。リスク回避の金買いにより、銀や白金よりも下落せずに金は底堅い展開となった。そして、銀と白金はほぼ同比率だけ下落する展開になったが、銀は白金よりも持ち直しが早く、徐々に上昇の勢いを強めた。銀は7月下旬になると騰勢が強まり、金を一気に上抜く展開になった。そして、それ以降は、銀は上下に大きく振れながらも、他の貴金属に差をつける展開になった。そして、5月18日現在では155.45%と上昇基調が強い。
白金は、三貴金属の中でも最も持ち直しが遅れた。しかし、20年11月から持ち直しのペースが速まり2月上旬には金を上抜ける展開になった。そして、5月18日現在では127.22%と銀には及ばないものの、上昇基調は継続している。
金はリスク回避の金買いで底堅い展開となったものの、価格的には相対比率ではほぼ横ばいになっており、他の貴金属とは別な動きとなった。そして、5月18日現在は119.95%と基準日よりは上昇しているものの、他の貴金属よりは見劣りする展開になっている。
三貴金属ともに上向きとなっていることから、騰勢は継続している。そして、金が最も戻りの悪い展開になっていることから、金の今後の出遅れによる持ち直しが期待される。
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