FITS エコノミックレポート

★米中貿易戦争が沈静化の方向に向かっていることはランドの支援材料となるが、米格付け会社ムーディーズの格付け発表が近く行われる見込みであり、警戒感は拭い切れない。ランドの75日SMA（緑線）超えの戻りでは、戻り売りのニーズも強まっている。

南アランド/円の上昇も一服しており、75日SMAがレジスタンスとなるレンジ相場となっている。直近の上値では、8月28日のダブルボトムネックライン近辺の7.975円がレジスタンスとして上値を抑えている。

ただ、ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、％Kが％Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、上昇基調は継続している。

5日SMA(赤線)、10日SMA（黄線）、25日SMA（青線)、75日SMAが集中してきており、上下に振れると大きな動きとなりやすいので警戒が必要である。短期から中期による売買のコストが集中していることになり、上下に振れると買い方･売り方からの手仕舞い売買が入り大きく振れる要因となる。