★南アフリカでは、19日に南ア準備銀行(SARB)が今年最後の金融政策委員会(MPC)を開き、政策金利を発表する。今年すでに300ベーシス(3.00%)下げたこともあり、来年までは現行水準を保つとの予想が多いが、ランド高と原油安の影響もあり利下げ期待の声も出ている。またSARBが同時に発表する今年のGDP予想は現行の-8.2%から小幅に下方修正する声も出ているが、大きな修正にはならないだろうとされている。19日までは据え置き期待が高いことでランド円は堅調地合いを維持すると予想される。
ただ、南アランド/円の日足では、11月12日安値6.685円をネックラインとするダブルトップを形成している。
また、5日SMA(赤線)の6.765円をわずかに下抜けしてきている。ただ、緩やかに上昇している10日SMA(黄線)の6.7380円がサポートとして意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、買われ過ぎから%DがSlow%Dを下抜け下落基調となっていたが、再び%DがSlow%Dをわずかながら上抜けていることで、戻り基調に戻している。
19日の南アのイベントを控え、高値圏に位置していることから一旦利益確定売りなどが出やすく、積極的にランドを買う動きは後退している。一方で、売り叩く動きも後退しており、もみ合い相場が続いている。
もし、19日のイベントを受け10日SMAを下抜けダブルトップのネックラインを下抜けすると、下向きの260日SMA(茶線)の6.592円や25日SMA(青線)の6.557円が視界に入る。また、11月9日高値6.905円とネックラインまでの値幅0.22円を、ネックライン6.685円から差し引いた6.465円が下値目処としてのポイントとなりやすい。
上昇基調が続いていたことで、イベント後の下落調整には注意が必要となる。
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