★南アランド/円の日足では、上値・下値を切り上げる上昇トレンドが続いている。ただ、10月20-21日の高値7.960円を付けた後は、下落調整地合いになっている。
5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)は下向きになっており、短期的には下落基調が続いている。また、中長期SMAを下抜け心理的な節目と意識される200日SMA(紫線)をも下抜ける展開になってきた。この200日SMAは9月21日から10月6日かけてレジスタンスとして意識され、上値を抑える展開が続いたこともあり、下抜けしたことで上値の重さが意識される。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、過熱感なく%DとSlow%Dはかい離幅を広げて両線とも下向きになっており、下押しバイアスが強いことを示している。
そのため、下落基調が続く可能性が高い。下値目処としては、8月20日にも反転した260日SMA(茶線)の7.3681円がサポートとして意識される。
ただ、260日SMAを下抜けてしまい7.330円をも下抜けると下値切り下げとなり、トレンド転換のシグナルとして意識される。
南アランドはコモディティ価格、特にプラチナ価格に追随する動きになりやすい。そのプラチナもやや上値が重くなってきていることから、連れる形でランドも上値を切り下げている。また、国内事情でも、電力の負荷制限が行われているが、発電所のいくつかのユニットが故障したため、いきなりステージ4まで負荷制限の水準が上がっている。国営電力会社エスコムのデ・ロイテルCEOとゴーダン公共企業相は、『来週の選挙時には混乱がおきないようにする』と述べているが、不安は残っている。
先週から今週にかけての下げ幅が急だったこともあり、ランドロング(買持ち)で捕まっている市場参加者も多いこともあり、さらなる下押しには注意が必要となる。
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