FITS エコノミックレポート

南アランド/円は4月4日安値も視界に!

 

★南アランドの下げが止まらない。下げの理由としては、南アフリカの債務格付けのさらなる引き下げ懸念、成長率鈍化の懸念、北東アジアにおける地政学的リスク増大、2018年も米国が数回の利上げを実施するとの観測があげられる。

南アランド/円の日足では、5日線(赤線10日線(黄線)25日線(青線)とデッドクロスし、両線のかい離幅を拡大しながら下落基調となっている。

また、ロウソク足では、前日ロウソク足に対して『はらみ線』となっていることから、前日安値7.950円を下抜けるかどうかが注目される。心理的には8.00円が下値節目となっている。

 

8月11日安値8.065円を維持出来なかったことで、次の節目は4月4日に付けた安値7.890円が視界に入る。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:11.83、%D:22.69とかい離幅を広げながら両線とも下落基調となっており、現在は反発の兆しは見られない。

 

一旦8.00円近辺で下げ止まっているものの、反転する兆しが見られていない。そのため、現在の価格から反転するか判断するには時期尚早となっている。格付け会社からの格下げされると、ジャンク級の格付けとなるため、もう一段の下げの可能性があるので注意が必要となる。

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