FITS エコノミックレポート

★南アランド/円の日足では、ズマ大統領の不信任投票で否決されたショックから南アランドが下落したが、一旦260日線（茶線）の8.175円がサポートとなり下げ止まる展開となっている。

また、5日線（赤線）が横ばいとなっており、一旦は上下に振れた相場が落ち着いてきており、次の材料待ちとなっている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、%K：14.10、%D：17.79とかなり売られ過ぎ過熱感がでているものの、%Kは下向きを維持していることから再度下落基調となる可能性も残っている。

ズマ大統領の不信任投票で否決されたことから、米・英格付け会社が南アフリカを格下げする可能性も高く、この段階で下げ止まったとみるには時期尚早かもしれない。また、下げ止まったとは言え、前日のロウソク足に対して『はらみ線』となっていることも上げ下げの小休止状態と言える。そのため、前日ロウソク足の上値を切り上げるのか、それとも下値を切り下げるのかを確認する必要がある。